Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.31にアップグレードする方法


説明

Azure Kubernetes Service (AKS) 1.30は、2025年7月にサポートが終了します。そのため、AKS 1.30をベースにしたSitecore Managed Cloud Containersソリューションは、AKS 1.31を使用する、より新しいバージョンにアップグレードする必要があります。AKSのサポート終了および非推奨化の影響に関する詳細情報については、Microsoftのドキュメントを参照してください。 

この記事では、Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.31を使用するバージョンにアップグレードする方法について説明します。    

破壊的変更

全てのバージョンについて、アップグレードのプロセス中にダウンタイムが発生します。
Sitecore Managed Cloud Containersのアップグレードのプロセスは、以下に記述されている方法で実施する必要があります。

アップグレード手順

Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.31を使用するようにアップグレードするには、以下の手順に従ってください。

  1. ストレージから必要なトポロジーとバージョン向けのアップグレード パッケージをダウンロードします。以下が利用可能なアップグレード パッケージの一覧です。  
    • Sitecore 10.1.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.0-r.0.1.503956.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.0-r.0.1.503956.nupkg
    • Sitecore 10.1.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.1-r.0.1.503957.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.1-r.0.1.503957.nupkg
    • Sitecore 10.1.2:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.2-r.0.1.503963.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.2-r.0.1.503963.nupkg
    • Sitecore 10.1.3:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.3-r.0.1.503964.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.3-r.0.1.503964.nupkg
    • Sitecore 10.2.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.0-r.0.1.503965.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.0-r.0.1.503965.nupkg
    • Sitecore 10.2.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.1-r.0.1.503966.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.1-r.0.1.503966.nupkg
    • Sitecore 10.2.2:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.2-r.0.1.503967.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.2-r.0.1.503967.nupkg
    • Sitecore 10.3.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.0-r.0.1.503969.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.0-r.0.1.503969.nupkg
    • Sitecore 10.3.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.1-r.0.1.503970.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.1-r.0.1.503970.nupkg
    • Sitecore 10.3.2:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.2-r.0.1.503971.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.2-r.0.1.503971.nupkg
    • Sitecore 10.4.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.4.0-r.0.1.503972.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.4.0-r.0.1.503972.nupkg

  2. アップグレード パッケージをソリューションにインストールします(Sitecore 10.1Sitecore 10.2Sitecore 10.3またはSitecore 10.4のガイドラインに従います)。
  3. 変更をInfrastructureリポジトリにマージした後で、 以下のように進めます。
    • 環境にインストールされたディザスタ リカバリがない場合、Infrastructureパイプラインを実行します。
    • 環境でマネージド ディザスタ リカバリ ホット スタンバイを使用している場合、Synchronize primary to secondaryにチェックを入れてInfrastructureパイプラインを実行します。
    • 環境で基本的なディザスタ リカバリ コールド スタンバイを使用している場合、Update outage appにチェックを入れてInfrastructureパイプラインを実行します。
  4. 変更をApplicationリポジトリにマージした後で、Applicationパイプラインを実行します。
  5. check cluster upgradesパイプラインを実行します。 
  6. cluster version upgradeパイプラインを実行します(Kubernetes_version 1.31.2 - 前の手順でパイプラインから受信した、利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します)。
  7. 環境でマネージド ディザスタ リカバリ ホット スタンバイを使用している場合、 dr cluster version upgradeパイプラインを実行します(Kubernetes_version 1.31.2 - 手順4でパイプラインから受信した利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します)。