Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.29にアップグレードする方法


説明

Azure Kubernetes Service (AKS) 1.28は、2024年11月にサポートが終了します。そのため、AKS 1.28をベースにしたSitecore Managed Cloud Containersソリューションは、AKS 1.29を使用する、より新しいバージョンにアップグレードする必要があります。AKSのサポート終了および非推奨化の影響に関する詳細情報については、MicrosoftのFAQを参照してください。 

この記事では、Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.29を使用するバージョンにアップグレードする方法について説明します。

このリリースでは、破壊的な変更は導入されません。 

全てのバージョンに関して、アップグレードのプロセス中にダウンタイムが発生します。Sitecore Managed Cloud Containersのアップグレードのプロセスは以下に記載されている方法で実施する必要があります。

アップグレード手順

Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.29を使用するバージョンにアップグレードするには、以下の手順に従ってください。

  1. ストレージから必要なトポロジーとバージョン向けのアップグレード パッケージをダウンロードします。以下が利用可能なアップグレード パッケージの一覧です。 
    • Sitecore 10.1.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.0-r.0.1.394606.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.0-r.0.1.394606.nupkg
    • Sitecore 10.1.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.1-r.0.1.394607.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.1-r.0.1.394607.nupkg
    • Sitecore 10.1.2:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.2-r.0.1.394608.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.2-r.0.1.394608.nupkg
    • Sitecore 10.1.3:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.3-r.0.1.394609.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.3-r.0.1.394609.nupkg
    • Sitecore 10.2.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.0-r.0.1.394610.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.0-r.0.1.394610.nupkg
    • Sitecore 10.2.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.1-r.0.1.394611.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.1-r.0.1.394611.nupkg
    • Sitecore 10.3.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.0-r.0.1.394612.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.0-r.0.1.394612.nupkg
    • Sitecore 10.3.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.1-r.0.1.394613.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.1-r.0.1.394613.nupkg
    • Sitecore 10.4.0 (新リリース): なし
  2. アップグレード パッケージをソリューションにインストールします(Sitecore 10.1Sitecore 10.2、またはSitecore 10.3のガイドラインに従います)。
  3. 変更をInfrastructureリポジトリにマージした後、Infrastructureパイプラインを実行します。
  4. 変更をApplicationリポジトリにマージした後、Applicationパイプラインを実行します。
  5. check cluster upgradesパイプラインを実行します。
    • 環境でマネージド ディザスタ リカバリ ホット スタンバイを使用している場合、以下を実施します。
      -> Synchronize primary to secondaryをチェックして、Infrastructureパイプラインを実行します。
    • 環境で基本的なディザスタ リカバリ コールド スタンバイを使用している場合、以下を実施します。
      -> Update outage appをチェックして、Infrastructureパイプラインを実行します。
  6. cluster version upgradeパイプラインを実行します(Kubernetes_version 1.29.4 - 前の手順でパイプラインから受信した利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します)。
  7. 環境がDR Managed ホット スタンバイを使用している場合:
    • dr cluster version upgradeパイプラインを実行しますKubernetes_version 1.29.4 - 手順4でパイプラインから受信した利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します)。