Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.28にアップグレードする方法


説明

Azure Kubernetes Service (AKS) 1.27は、2024年7月にサポートが終了します。そのため、AKS 1.27をベースにしたSitecore Managed Cloud Containersソリューションは、AKS 1.28を使用するより新しいバージョンにアップグレードする必要があります。AKSのサポート終了および非推奨化の影響に関する詳細情報については、MicrosoftのFAQを参照してください。 

この記事では、Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.28を使用するバージョンにアップグレードする方法について説明します。

破壊的変更

AKSバージョン1.27からバージョン1.28へのアップグレードでは、Sitecore Managed Cloudの標準インストールに対して破壊的な変更は行われません。

註： Sitecore 10.1-10.3については、アップグレードのプロセス中にダウンタイムが発生する可能性があります。

アップグレード手順

Sitecore Managed Cloud ContainersソリューションをAKS 1.28を使用するバージョンにアップグレードするには、以下の手順に従ってください。

  1. ストレージから必要なトポロジーとバージョン向けのアップグレード パッケージをダウンロードします。以下が利用可能なアップグレード パッケージです。
    • Sitecore 10.1.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.0-r.0.1.383975.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.0-r.0.1.383975.nupkg
    • Sitecore 10.1.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.1-r.0.1.383976.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.1-r.0.1.383976.nupkg
    • Sitecore 10.1.2:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.2-r.0.1.383977.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.2-r.0.1.383977.nupkg
    • Sitecore 10.1.3:
      • mcc.xp.upgrade.10.1.3-r.0.1.383978.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.1.3-r.0.1.383978.nupkg
    • Sitecore 10.2.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.0-r.0.1.383980.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.0-r.0.1.383980.nupkg
    • Sitecore 10.2.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.2.1-r.0.1.383981.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.2.1-r.0.1.383981.nupkg
    • Sitecore 10.3.0:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.0-r.0.1.383982.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.0-r.0.1.383982.nupkg
    • Sitecore 10.3.1:
      • mcc.xp.upgrade.10.3.1-r.0.1.383983.nupkg
      • mcc.xm.upgrade.10.3.1-r.0.1.383983.nupkg
  2. アップグレード パッケージを貴社ソリューションにインストールします（Sitecore 10.1、Sitecore 10.2、またはSitecore 10.3のガイドラインに従います）。
  3. 変更をInfrastructureレポジトリにマージした後、Infrastructureパイプラインを実行します。
  4. 変更をApplicationレポジトリにマージした後、Applicationパイプラインを実行します。
  5. check cluster upgradesパイプラインを実行します。
  6. cluster version upgradeパイプラインを実行します（Kubernetes_version 1.28.5 - 前の手順でパイプラインから受信した利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します）。
  7. 環境がDR Managed ホット スタンバイを使用している場合：
    • dr cluster version upgradeパイプラインを実行します（Kubernetes_version 1.28.5 - 手順4でパイプラインから受信した利用可能な最新のパッチ バージョンを選択します）。