XM Cloud環境にRazlサポートを追加する方法


解説

Sitecore Razlは、2つのSitecoreデータベースを一緒に比較して、足りない機能や古くなった機能を見つけ出すのに使用されます。Razlを使って、足りないアイテムを見つけ出し、データベース全体や個別のアイテムを移動することができます。

前提条件

Razlサポートの追加

XM Cloud環境にRazlサポートを追加するには、以下の手順を実施してください。

  1. Sitecore Razlデスクトップ アプリケーション パッケージをダウンロードします。解凍し、アプリケーションをインストールします。
  2. Razlデスクトップ アプリケーションを実行し、アプリケーションを登録します。
  3. 以下の手順に従って、パッケージを使用して接続を作成します
    • サーバーURLに関しては、貴社ローカルXM CloudインスタンスのURLを入力します。
    • Pick Package Locationをクリックすると、Sitecoreパッケージをディスクに保存するためのダイアログを開きます。パッケージをダウンロードし、解凍します。
  4. _CMPbinフォルダーをSitecoreパッケージのfilesフォルダーからコピーし、貴社XM Cloudプロジェクト リポジトリ(貴社ローカルXM Cloudリポジトリのsrc/platformフォルダーにあります)に追加します。
     
    註: propertiesフォルダーにある_CMPbinフォルダーはコピーしないでください。
  5. src\platform\Platform.csprojファイルのApp_ConfigのIncludeが含まれるノードに、以下のノードを追加します。
    <Content Include="bin\HedgehogDevelopment.Razl.Service.dll" />
    <Content Include="_CMP\RazlService.asmx" />
    <Content Include="_CMP\web.config" />
    例:
  6. 貴社のリポジトリがGitHubにホストされている場合は、XM Cloud Deployアプリを使用して貴社リポジトリをデプロイします。または、リポジトリをリンクする前に、Sitecore CLI XM Cloudプラグインを使用してXM Cloudプロジェクトを作成します。
  7. デプロイ後に、パッケージを使用して接続を作成するに記載されている残りの手順を続けることができます。
    Graphical user interface, text, application, emailDescription automatically generated 
    註:複数の開発者が同じサーバーに接続している場合、以前に追加された_CMPフォルダーからのweb.configファイル内のアクセスGUIDが、全ての開発者で同じとなることを確認してください。
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