アナリティクス データベースにコンテンツ テストのエクスペリエンスを入力する方法


解説

コンテンツ テストでは、統計的な関連性を評価できるように、ページごとに100人以上の訪問者にページを訪問させることをお薦めいたします。この記事では、そのようなたくさんの訪問データを生成して、テストされるページでの訪問者の挙動をシミュレートする方法と、UIを使用してデータベースでその結果を確認する方法について説明いたします。

前提条件

アナリティクス データベースにテスト データを入力する方法の記事から、XDB.RandomWalk.JMeter.jmxスクリプトをダウンロードします。

解決策

アナリティクス データベースにコンテンツ テストのエクスペリエンス データを入力するには、以下を実施します。

註: このスクリプトは各ページでランダムなリンクを選んで開くため、同じページで繰り返し何回もリンクを追加することができます。様々なレスポンスのレベルをシミュレートするために、各バリエーションの何割かのリンクは、ゴールをもつページを参照するようにすることをお薦めいたします。

  1. 以下のようにテンプレートからアイテムを作成します。
    1. 以下のサンプル アイテムを作成します。
      • /sitecore/content/Home/Basic tests/Item in test
      • /sitecore/content/Home/Basic tests/No result
      • /sitecore/content/Home/Basic tests/Result
    2. ゴールを作成します。
      • /sitecore/system/Marketing Control Panel/Goals/Test goal
  2. 次に、以下のように実施します。
    1. Test goalアイテムのポイントフィールドに、何らかの数値(例えば2など)を入力します。
    2. ゴールをデプロイします。
    3. Test goalResultアイテムの関連付けを行います。

  3. Basic testsフォルダーをパブリッシュし、No resultResultアイテムを送信・承認します。

  4. Item in testテキストフィールドで、No resultアイテムへのリンク二つと、Resultアイテムへのリンク一つを追加します。Item in testを送信・承認します。

    Content items and Item in test, version 1
  5. Item in testの二番目のバージョンで、テキストフィールドを変更し、No resultアイテムへのリンク一つと、Resultアイテムへのリンク三つが含まれるようにします。

    Test goal item and Item in test, version 2
  6. コンテンツ テストを開始するには、Reviewタブで、承認とテストの実施をクリックします。
  7. 事前に定義された設定でテストを実行するには、テストのプレビューと開始ダイアログで、テストを開始をクリックします。
  8. JMeterツールを実行し、XDB.RandomWalk.JMeter.jmxスクリプトを開きます。
  9. グローバル パラメータを以下のように設定します。
    • host - 貴社のホスト名
    • visitors - 101かそれ以上
    • visits.min - 1
    • visits.max - 1
    • pagepervisit.min - 3
    • pagepervisit.max - 3
    • landingpage - /Basic tests/Item in test
  10. スクリプトを実行します。

結果の確認

テスト結果ダイアログに結果が表示されます。

Test result

テストのエクスペリエンスがコレクション データベースに追加されていることを確認するには、以下のクエリを実行します。

SELECT *
FROM [<shard_db>].[xdb_collection].[Interactions]
where UPPER (Events) like UPPER('%<id_of_the_goal>%')
SELECT *
FROM [<shard_db>].[xdb_collection].[Interactions]
where UPPER (Events) like UPPER('%<id_of_the_tested_item>%')