証明書ベース認証が有効になっている場合、Sitecore Cortex Processing EngineとMicrosoft Server Machine Learning (MS ML) Serverバージョン9.4.7の統合が、xConnectホストとの通信をサポートしないため、エラーが発生する可能性があります。
Sitecore Processing EngineをMS ML Serverと適切に統合させるためには、まず前提条件となる次のモジュール一式をMS ML Serverバージョン9.3.0にインストールする必要があります:
lib <-tail(.libPaths(), n=1)
repo <-'https://cran.microsoft.com/snapshot/2017-07-04';
install.packages('openssl', lib, repos=repo)
install.packages('curl', lib, repos=repo)
install.packages('httr', lib, repos=repo)
エラーは、次のことが原因で発生する場合があります:
- MS ML Server 9.3.0は、Windows Server 2019との互換性がありません。Windows Server 2019にMS ML Serverをインストールするには、MS ML Server 9.4.7をWindows Server 2019にインストールします。
- 必要なCRAN(https://cran.microsoft.com/snapshot/2017-07-04) スナップショットは、Rの旧バージョンでコンパイルされているため、使用できません。
- R バージョン3.5.2向けのデフォルトのCRANスナップショットには、httrとcurlモジュールが含まれていますが、これらは一緒には適切に動作しません。このため、xConnectウェブホスト上で証明書ベース認証を有効にした場合、Cortex Table StorageおよびCortex Blob Storageのウェブ サービスとの通信ができなくなります。
この問題を解決するには、以下のオプションのいずれかを実施してください:
- Windows Server 2016と、必要なCRAN(https://cran.microsoft.com/snapshot/2017-07-04)を含むMS ML Server 9.3.0を使用します(この場合、全てが設計通りに正常に動作します)。
- Cortex Table StorageおよびCortex Blob StorageのエンドポイントをホストしているxConnectウェブホストで証明書ベース認証を無効にする場合、Windows Server 2019およびMS ML Server 9.4.7を使用します。(MS ML ServerとxConnectを非公開にする場合のみ)