説明

Sitecore Azure 3.0モジュール以降のバージョンでは、Microsoft Azure SQL Databaseサービスのデータベースへデプロイする際に、web.configファイルの「connectionStrings」要素が変更されるようになっています。

この記事では、新規または既存のAzureの実装に、カスタムの接続文字列を手動で追加するための方法について説明します。

解決策

Sitecore Azureにカスタムの接続文字列を追加するための推奨アプローチは、以下の通りです：

1. Sitecoreクライアントにログインし、Sitecore Azureアプリケーションを開きます。
2. StagingまたはProductionのスロットのいずれかを選択し、データ センターをクリックしEditingまたはDelivery Farmを追加します。 
   

   

3. New Deploymentダイアログ ボックスのMore Optionsボタンをクリックします。選択されたAzure Deploymentアイテムがコンテンツ エディターで表示されます。
   

   

4. Config PatchesセクションのConnection String Patchフィールドに、カスタムの接続文字列を追加します：
   

   <xsl:stylesheet>    
   ...
     <xsl:template match="/connectionStrings">
       <connectionStrings>     
       ...
         <add name="security" connectionString="Data Source=tcp:ypm2rdc26v.database.windows.net;Initial Catalog=Sitecore_Security;Integrated Security=False;User ID=sitecore@ypm2rdc26v;Password=w3EYq47QZLGj;Encrypt=True" />
       ...
       </connectionStrings>
     </xsl:template>
   </xsl:stylesheet>    
   

5. 変更を保存し、コンテンツ エディター アプリケーションを閉じます。
6. New DeploymentダイアログのStart Deploymentボタンをクリックします。