この問題は、コンテンツ アイテムを保存する際、スクリーンショットの先読み生成のロジックを実行するためにvirtualssuserを作成した場合に発生します。しかし、一部のシナリオでは、そのユーザーがログアウトされない可能性があります。
この問題により、virtualssuserのコンテキストでバックグラウンド ジョブが実行される恐れがあります。その結果、このユーザーのログ ファイルには、アイテムの変更を示す監査メッセージが出力される場合があります。また、この問題によって、同時編集可能人数が制限されているライセンスの場合、頻繁に制限に達する恐れがあります。
問題を解決するには、パッチをダウンロードし、適用してください（readmeファイルに記載されている手順に従ってください）：Sitecore.Support.154580
このパッチは、以下のページで発生しているか確認できる、virtualssuserが不正にログアウトされる問題に対応します。
[hostname]/sitecore/client/Applications/LicenseOptions/KickUser.aspx
パッチを適用した後、virtualssuserのエントリがなくなり（つまり、Sitecore XPインスタンスでこの仮想ユーザーのアクティブなセッションがなくなり）、バックグラウンドのタスクは、このユーザーのコンテキストで実行されなくなります。
自動スクリーンショット生成を無効にするには、Sitecore.ContentTesting.PreemptiveScreenshot.configファイルを無効にしてください。
スクリーンショットの先読み生成のイベント ハンドラは、アイテムの変更に合わせてスクリーンショット ファイルを生成するため、スクリーンショットが表示される際に、UIにおける待ち時間を短縮することができます。なお、無効化のデメリットとして、テストの作成またはテスト レポートの確認の際に、スクリーンショットが利用できるようになるまでの待ち時間が長くなります。