この記事は、各種データベース レベルの SQL Server のスケーリング、高可用性、およびフェイルオーバー機能のサポートに関する情報を提供します。
この情報は、互換性の一般的な概要を提供するために意図的に簡略化されています。ここで説明されているテクノロジーの詳細については、Microsoft 社のドキュメントを参照してください。
以下の表は、各種SQL ServerテクノロジーとSitecoreプラットフォームとの互換性について説明したものです [1]
Sitecoreによるサポート | スタンバイ カテゴリ | 自動フェイルオーバー | 読み取り可能なセカンダリ | 書き込み可能なセカンダリ | |
レプリケーション | |||||
スナップショット レプリケーション | – | コールド | – | – | – |
トランザクショナル レプリケーション | Sitecore XP 9.0.0以降、 CMS 6.0– XP 8.2.7については実験的サポート [4] |
ウォーム | – | ✓ | – |
ピア ツー ピア レプリケーション | – | ウォーム | – | – | – |
マージ レプリケーション | – [5] | ウォーム | – | – | – |
Azure Geoレプリケーション | 実験的サポート [4] | ウォーム | ✓ | ✓ | – |
高可用性 | |||||
ログ配布 | – | ウォーム | – | – | – |
データベース ミラーリング [2] | Sitecore CMS 6.6—8.1 |
ウォーム、ホット | ✓ | – | – |
AlwaysOn可用性グループ [3] | Sitecore XP 8.2 以降 | ウォーム、ホット | ✓ | – | – |
本記事では、以下の定義を使用します:
高可用性カテゴリ
対応するテクノロジーを使用した場合のデータ損失のリスクと予想される復旧時間を定義しています。
コールド スタンバイ | ウォーム スタンバイ | ホット スタンバイ | |
データ損失 | 可能性大 | 可能性あり | なし |
復旧時間 | 数時間 | 数分~数時間 | 数分~数十分 |
自動フェイルオーバー
障害発生時にSitecoreインスタンスが自動的にフェイルオーバー/セカンダリSQLデータベース インスタンスに切り替わるように設定されているかどうかを定義する。
セカンダリ読み込み可能
SitecoreインスタンスがセカンダリSQLデータベースからデータを読み込むことを許可するかどうかを定義する。
書き込み可能なセカンダリ
SitecoreインスタンスがセカンダリSQLデータベースにデータを書き込むことができるかどうかを定義し、コンテンツ編集シナリオを効果的に実現する。