Sitecore XP/CMSは、以下の設定の場合において、Microsoft Azure SQL Databaseサービスをサポートしています。
Email Experience Managerは、バージョン3.5以降でAzure SQLデータベースをサポートしています。
Azure SQL Databaseサービスを使用した際の既知の問題は、以下のとおりです。
Azure SQLバージョンの互換性
Sitecore XPは、Azure SQL Database V12をサポートしています。
一時的なエラー(一時的な障害)
Sitecore SQL Serverデータ プロバイダの再試行メカニズムは、Azure SQL Databaseへの接続を開く際の一時的な障害の処理に最適なものではありません。一時的なエラー(一時的な障害)の詳細については、Microsoft Azureのウェブサイトを参照してください。
旧バージョンのアップグレード
Azure SQLを使用する場合、8.2 Initial releaseより前のSitecore CMS/XPバージョンのアップグレードはサポート対象外となります。Azure SQLデータベースが、T-SQLのサブセットのみを実装しているため、アップグレードを実行するために、一時的にオンプレミスのMicrosoft SQL Serverに切り替えなければならない場合があります。
カーソルやトランザクション、およびトリガーなど、T-SQL機能の重要な機能のほとんどが利用可能ですが、一部は実装されていません。詳細な情報については、SQL ServerとAzure SQL DatabaseのT-SQLの相違点の記事を参照してください。
このため、Sitecoreデータベースのバージョン アップグレード スクリプトを実行できない場合があります。
アクティブgeoレプリケーション
アクティブgeoレプリケーションは、同じまたは異なるデータセンターの場所(リージョン)に読み取り可能なセカンダリ データベースを作成します。現在、SitecoreはXP 9.0 Initial release以降の読み取り専用データベースの使用を公式にサポートしています。Azure アクティブgeoレプリケーションを使用する場合、Sitecore XPインスタンス(コンテンツ管理、コンテンツ配信、処理、およびレポート)は、ローカルAzure SQLデータベースをプライマリ データベースとして設定するまで、必ず停止状態にする必要があります。アクティブ セカンダリを有効にする実験的なオプションは、こちらで確認いただけます。
Sitecore XP 9.0 Initial Release以降のgeoレプリケーションの設定についての詳細情報については、以下のリンクをクリックしてください:
註: |
Azure SQL データベース サービスのパフォーマンスを最適化するために、Sessions db performance boost.sql ファイルと Microsoft TempDB システム データベースを使用することは、正式にテストされていないため、弊社では推奨もサポートもしていません。 |