Identity Serverの基本情報を収集する方法


説明

Sitecore Identity (SI)サーバーを使用し、ASP.NETのメンバーシップ(Sitecore Coreまたはセキュリティ データベース)からの標準のSitecoreクライアントのユーザー、および外部プロバイダーからのユーザーとしてサインインすることができます。
Sitecore Identityサーバーは、IdentityServer4を元に構築されています。

オンプレミス・Azure Webアプリケーション

オプション1:Sitecore XP 10以降(推奨、自動化)

  1. Identity Serverで\sitecore\Sitecore.Framework.Plugin.Administration\Sitecore.SupportPackage.keyファイルを探します。
  2. インスタンス情報を収集する際に使用するパスワードを指定し、ファイルを保存します。小文字、大文字、番号などの記号を含む複雑なパスワードを使用することをお薦めします。
    備考1:基本情報を収集するために初回にログインした際に、同時にパスワードが暗号化されます。
    備考2:30分以内にログインしない場合、暗号化されていないパスワードは失効します。
  3. 次のURLを開きます:{Identity Server host}/sitecore/supportpackage
  4. パスワードをログイン フォームに入力します。

オプション2:XP 10以前のSitecoreバージョン(手動)

すべてのSitecore Identityサーバーのインスタンスを含むZIPパッケージを作成します。

コンテナ

オプション1(推奨、自動化)

  1. 任意のフォルダにSitecore.SupportPackage.keyの名称でテキスト ファイルを作成します。
  2. インスタンスの情報を収集する際に使用するパスワードを指定し、ファイルを保存します。小文字、大文字、番号などの記号を含む複雑なパスワードを使用することをお薦めします。
    備考1:基本情報を収集するために初回にログインした際に、同時にパスワードが暗号化されます。
    備考2:30分以内にログインしない場合、暗号化されていないパスワードは失効します。
  3. PowerShellを使用し、作成されたSitecore.SupportPackage.keyファイルをIdentity Serverのコンテナにコピーします。
    例:docker cp "{ローカルSitecore.SupportPackage.keyへのパス}" {IS名またはID}:C:\Identity\sitecore\Sitecore.Framework.Plugin.Administration
    詳細については、次の記事を参照してください:https://sitecore.service-now.com/kb?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0704619
  4. 次のURLを開きます:{Identity Server host}/sitecore/supportpackage
  5. ログイン フォームにパスワードを入力します。

オプション2(手動)

  1. オンプレミス・Azure WebAppsオプション2 (手動)節に掲載されている手順を実施してください。
  2. Sitecoreコンテナとの間でファイルをコピーする方法」の記事に従って、コンテナからホスト マシンへのコピー作業を実施してください。

誤ったパスワードの送信制限

インスタンス起動後、誤ったパスワードが5回以上送信された場合、ブルート フォース攻撃の可能性を防止するため、ページは自動的にブロックされます。

ページの機能を復旧するには、新しいSitecore.SupportPackage.keyファイルを作成し、sitecoreフォルダにコピーする必要があります。その後、Sitecore Identityサーバーのインスタンスを再起動する必要があります。

備考

Azureでは、以下のツールを使用して、ファイルを読み込み・変更することができます。