解説

以下の表は、Sitecore Managed Cloudサービスの様々なSitecore XP環境と、関連するAzureコンポーネントの違いについて記述したものです。

これらの構成は、本番SLAと非本番SLAのどちらでも購入することができます。

注意:

1. 必要な価格レベルとトポロジーは、可用性によって異なります。新しいSitecore Managed Cloud Standardセットのプロビジョニングをするにあたっては、Sitecore Managed Cloud Standard –互換表をご覧いただき、現在サポートされている価格レベル、およびMicrosoft Azureデータセンターの互換情報を確認してください。環境の価格レベルは、Sitecore XP ARMテンプレートに従って設計されており、Managed Cloud固有のサービス レベル合意を提供するために必要な追加の変更が行われています。Sitecoreは、最も効率的なパフォーマンス レベルを確保するために、推奨サイズを随時更新する場合があります。契約時に適用される具体的なトポロジーとサイズの詳細については、お客様を担当するSitecoreの営業担当者にお問い合わせください。
2. Basic App Serviceプランは、テスト環境用に設計されており、多くの制限があるため、使用は推奨しておりません。この制限の内容としては、バックアップの使用ができないこと、インスタンスの自動スケールができないこと、ストレージ容量が10Gbしかないこと、負荷分散のためのTraffic managerの使用ができないこと、開発用のステージング スロットの使用ができないことなどが挙げられます。

Experience Management (XM)

	性能評価
コンポーネント	単体 (Single)	極小 (Extra small)	小 (Small)	中 (Medium)	大 (Large)	特大 (Extra Large)
1ヶ月の訪問回数の目安	-	0 - 100,000	100,000 - 200,000	200,000 - 1,000,000	1,000,000 - 5,000,000	5,000,000-10,000,000
月間ページ ビュー数	-	500,000	1,000,000	5,000,000	10,000,000	50,000,000
コンテンツ マネージメント サーバー  – Azure Web App	1 x B3 *	1 x B3	1 x B3	1 x B3	1 x B3	1 x B3
コンテンツ デリバリー サーバー – Azure Web App		1 x B2	2 x B2	3 x B2	4 x S3	8 x S3
Core データベース  – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Master データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Web データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S2	1 x S3
Forms データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S2
検索 – Azure Search [1][2]	1 x S1 (1 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	4 x S1 (2 RS x 2 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)
検索 – Solr Search[3]	1 x XS	2 x XS	2 x S	2 x M	2 x L	2 x XL
モニタリング – Azure App Insights	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1xEnterprise	1xEnterprise
セッション状態 – RedisCache	-	1 x C1	1 x C1	1 x C1	1 x C1	1 x C2

Experience Platform (XP)

	性能評価
コンポーネント	単体	極小	小	中	大	特大
1ヶ月の訪問回数の目安	-	0 - 100,000	100,000 - 200,000	200,000 - 1,000,000	1,000,000 - 5,000,000	5,000,000-10,000,000
月間ページ ビュー数	-	500,000	1,000,000	5,000,000	10,000,000	50,000,000
コンテンツ マネージメント サーバー  – Azure Web App	1 x B3 *	1 x B3	1 x B3	1 x B3	1 x B3	1 x B3
コンテンツ デリバリー サーバー – Azure Web App		1 x B2	2 x B2	3 x B2	4 x S3	8 x S3
xDB プロセス サーバー – Azure Web App		1 x B1	1 x B1	1 x B1	1 x B2	1 x B2
xDB レポート サーバー  – Azure Web App		1 x B1	1 x B1	1 x B2	1 x B2	1 x B2
マーケティング オペレーション  – Azure Web App	1 x S1 *	1 x B1 *	1 x B1 *	1 x B2 *	1 x B3 *	2 x S3 *
マーケティングオートメーション レポーティング  – Azure Web App
xConnect コレクション検索 – Azure Web App
xConnect コレクション – Azure Web App		1 x B1 *	1 x B1 *	1 x B3 *	2 x S3 *	4 x S3 *
xConnect Reference データ – Azure Web App
Core データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Master データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Web データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S2	1 x S3
Reporting データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S2	1 x S2	1 x S3
Pools データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S2
Tasks データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1
Forms データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S2
マーケティング オートメーション データベース  – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Reference data データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S2	1 x S3	1 x S3
シャード マップ管理 – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0
シャード 0/1 データベース – SQL Azure	2 x S0	2 x S0	2 x S1	2 x S2	2 x P1	2 x P2
検索 – Azure Search [1][2]	1 x S1 (1 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	4 x S1 (2 RS x 2 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)
検索 – Solr Search[3]	1 x XS	2 x XS	2 x S	2 x M	2 x L	2 x XL
モニタリング – Azure App Insights	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1xEnterprise	1xEnterprise
セッション状態 – RedisCache	-	1 x C1	1 x C1	1 x C1	1 x C1	1 x C2

Experience Database (XDB)

	性能評価
コンポーネント	単体	極小	小	中	大	特大
1ヶ月の訪問回数の目安	-	0 - 100,000	100,000 - 200,000	200,000 - 1,000,000	1,000,000 - 5,000,000	5,000,000-10,000,000
月間ページ ビュー数	-	500,000	1,000,000	5,000,000	10,000,000	50,000,000
xDB プロセス サーバー  – Azure Web App	1 x S1 *	1 x B1	1 x B1	1 x B1	1 x B2	1 x B2
xDB レポート サーバー  – Azure Web App		1 x B1	1 x B1	1 x B2	1 x B2	1 x B2
マーケティング オペレーション – Azure Web App	1 x S1 *	1 x B1 *	1 x B1 *	1 x B2 *	1 x B3 *	2 x S3 *
マーケティングオートメーション レポーティング  – Azure Web App
xConnect コレクション検索 – Azure Web App
xConnect コレクション – Azure Web App		1 x B1 *	1 x B1 *	1 x B3 *	2 x S3 *	4 x S3 *
xConnect Reference data – Azure Web App
Core データベース – SQL Azure	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Master データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Web データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S1	1 x S2	1 x S3
Reporting データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S2	1 x S2	1 x S3
Pools データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S2
Tasks データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1
マーケティング オートメーション データベース  – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S1	1 x S1
Reference Data データベース – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S1	1 x S2	1 x S3	1 x S3
シャード マップ管理 – SQL Azure	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0	1 x S0
シャード 0/1 データベース  – SQL Azure	2 x S0	2 x S0	2 x S1	2 x S2	2 x P1	2 x P2
検索 – Azure Search [1][2]	1 x S1 (1 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	2 x S1 (2 RS x 1 P)	4 x S1 (2 RS x 2 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)	6 x S1 (2 RS x 3 P)
検索 – Solr Search[3]	1 x XS	2 x XS	2 x S	2 x M	2 x L	2 x XL
モニタリング – Azure App Insights	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1 x Basic	1xEnterprise	1xEnterprise

* - 左のサービスはすべて、別々のウェブアプリにデプロイする必要があります。

脚注

• [1] Azure Searchのサイズとは、Azure Searchサービス（RS X P = SU）で使用されるレプリカとパーティションの製品である検索ユニット（SU）を指します。最小でも、すべてのサービスは1 SU（1つのレプリカに1つのパーティションを掛けたもの）から始まります。 詳細については、検索ユニットとSUの組み合わせを参照してください。
• [2] Managed CloudトポロジーのAzure Search Unitsのサイズは、ARMテンプレートの記事で定義されているサイズの2倍です。これは、Microsoft SLA for Azure Searchが、99.9%の可用性を保証するために最低2つのレプリカを必要とするためです。コスト削減策として、弊社では、すべてのお客様を最初は1つのパーティションのみでセット アップし、必要に応じて新しいパーティションを追加します。ただし、予算の観点から、最初の年の終わりまでに、記載されているパーティション数まで増加すると想定していただくことをお薦めいたします。単体（Single）サイズは本番環境での使用を目的として設計されておらず、SLAが不要であるため、デフォルトで1レプリカ セットのみが設定されています。
• [3] Managed Cloud環境内のSolrインスタンスのサイズ：
  

  価格レベル	仕様	本番環境・非本番環境： 1ヶ月あたりの最大リクエスト数※
  XS	32GBストレージ	100万
  S	32GBストレージ	200万
  M	50GBストレージ	1000万
  L	75GBストレージ	2000万
  XL	75GBストレージ	1億
  2XL	128GBストレージ	1億
  3XL	256GBストレージ	1億

  ※月額使用料を超過した場合、契約時に設定した使用料に対して超過分が課金されます。