この記事では、Sitecore Managed Cloudのサービス範囲で各Azureリソース、またはSitecore Experience Management (XM)、Experience Platform (XP)、Experience Database (XDB)トポロジー内のリソースグループ全体に対して提供されるスケーリング サービスについて説明しています。
Azureでリソースをスケーリングすると、Managed Cloudへの追加のコストが常に伴うため、事前にお支払いいただいた契約の利用量を超過する可能性があります。そのため、スケールアップ、スケールダウンの作業は一時的な対応としてご実施いただくか、Sitecoreの営業担当へご相談いただいた上でご実施いただくことをお勧めします。
スケーリングを依頼するには、Sitecoreサポート ポータルへの新規お問い合わせを作成し、以下の情報をご記載ください。
様々な種類のスケーリングに関する詳細は、以下をご参照ください。
Sitecoreリソース グループ全体のスケーリングは、Sitecoreインスタンス内の全てのリソースをアップグレードしたり、推奨パフォーマンスの価格レベルの互換性を維持するのに便利な方法です。以下のManaged Cloudセットアップがサポートされています。
推奨トポロジー、価格レベルにつきましては、以下の各ページをご確認ください。
Azure ポータルを使用したManaged Cloud コンテナ ソリューションのリソースの直接的なスケーリングは、本番環境でしか行えないよう制限されていることにご注意ください。また、これを非本番環境で行うことは推奨されていないため、Gitを用いた方法を代わりに使用してください。
詳細はSitecoreドキュメントをご確認ください。
単一のSitecoreリソースのスケーリングは、特定の期間における負荷軽減や通信量の増加に対して効果的な場合があります。
Managed Cloud内にデプロイされた単一のリソースは、お客様の手でリソースの設計に応じ、上記に示したトポロジー、または価格レベルへのスケール アップ・ダウンや、スケール イン・アウトを実施していただけます。
註:SQL データベースをエラスティック プール(Elastic Pool)に設定することは、単一のリソースのスケーリングの対象外となります。