Support PortalのMy Environments 機能を使用する


概要

この記事では、Sitecore サポート ポータルのMy Environments 機能の使用方法について説明します。Sitecore サポート ポータルの全体的な使用方法に関しましては、KB0901910の記事をご参照下さい。

解説

Sitecore Experience Platform または Sitecore Experience Commerce 製品に関する新規お問い合わせを作成するにあたり、報告された事象によって影響を受けるSitecore 環境に関する情報を提供する必要があります。

正確な情報を提供することは、Sitecore サポート チームがお問い合わせを効果的に解決するために極めて重要です。

新規お問い合わせの作成を容易にし、かつSitecore サポート チームに一貫性のある最新情報を提供するために、Sitecore サポート ポータルでは、お客様やパートナー様が、Sitecore 環境のデータを保存・再利用できるようにしています。

Sitecore XPおよびXC 環境の情報は、サポートの問い合わせやサービス リクエストとは別に、専用の環境情報レコードに記録されます。

環境情報レコードを作成・更新するには、次の二通りの方法があります。

  1. Support Case Creation フォームを使用するときに、Environment Label フィールドを入力すると、お問い合わせの送信に環境の記録が自動的に作成・更新されます。
  2. My Environments ページを使用する。

開発環境、本番環境、またはその他の環境の種類につきましては、環境の種類とその詳細を正しく識別することで、Sitecore サポート チームが事象の影響を理解し、適切なトラブル シューティングの技法を決定する一助となりますので、各環境の専用レコードを常にメンテナンスしていただくことをお薦めします。

Support Case Creation ページを使用する

お問い合わせの一般的な作成方法については、次のリンク先をご参照ください。
KB0901910#サポートのお問い合わせの作成方法

お問い合わせ作成フォーム上で、Sitecore XPまたはSitecore XC ソフトウェアを選択する際、Choose Existing Environment フィールドを使用できます。

環境情報が以前にサポート ポータルに入力されていた場合、このフィールドを使用して、既存の環境情報レコードの一つを選択することができます。

適切なSitecore 環境情報レコードを選択すると、この環境レコードに対応するProduct VersionやWeb Server OS等といった関連フィールドは、自動的に入力されます。

もしその環境のいくつかのパラメータが変更されている場合(例えば、Sitecoreを新しいバージョンにアップグレードした場合など)、お問い合わせ作成フォームの当該フィールドを適宜変更することができ、対応する環境レコードは、将来の再利用のために自動的に更新されます。

環境情報は、Environment Label フィールドが空でない場合のみ、将来の再利用のため保存・更新されます。Environment Labelは、後々各環境を識別するために使用されます。

My Environments ページを使用する

My Environments ページにアクセスするには、サポート ポータルで、右上のユーザー プロファイルをクリックし、ドロップダウン メニューからMy Environments 項目を選択します。


このページで、新規環境の作成、既存環境の更新、および古い環境情報の削除が行えます。

また、ファイルを添付したり、Sitecore サポート チームに役立つ、お客様のSitecore 環境について説明したコメントを追加したりすることも可能です。

可視性

サポート ポータル上の環境レコードは、常に特定のSitecore アカウントに接続されています。

このアカウントとの関係を確立しているサポート ポータルのユーザーは、対応する全ての環境レコードを閲覧、使用、および更新することができます。

これは、Sitecoreの実装パートナーが、Sitecoreのお客様との関係を登録している場合(KB1000566)、お客様とパートナー様の双方のユーザーが、お客様のアカウントに紐付く環境情報にアクセスできることを意味します。